実家を相続したあと、活用できず空き家のままとなっているケースは少なくありません。
最近では、誰も住まなくなった空き家をリフォームまたはリノベーションして活用する方法が注目されています。
ここでは、空き家をリフォームやリノベーションするメリットや費用、節税方法をご紹介します。
空き家をリフォームやリノベーションするメリットやデメリット
空き家のリフォームには主に以下のメリットがあります。
●買い手や借り手がつきやすい
●建物の倒壊リスクの軽減や資産価値の向上
リフォームやリノベーションで設備をきれいにすると、古い状態の物件と比べて短期間での売却や、高い家賃で借り手がつきやすいです。
また、メンテナンスをしていない空き家は老朽化が進みやすく地震の際に倒壊リスクが高くなりますが、リノベーションをすると耐久性や耐震性を強化でき、資産価値の向上にもつながります。
一方、空き家のリフォームにはデメリットもあります。
●リフォームやリノベーション費用がかかる
●売却、賃貸に出しても費用を回収できないことも
リフォーム費用をのせて売却や賃貸に出すと相場より割高となることもあり、施工費用をすべて回収できるとは限りません。
古い建物ほどリフォームやリノベーション費用が高くなる点も注意が必要です。
空き家のリフォームやリノベーションの費用
住宅別、設備ごとのリフォームやリノベーション費用の目安をご紹介します。
全面リフォームの費用
全面リフォームの場合、一戸建ては500万円~2,000万円ほど、マンションだと一戸250万円~1,000万円程度が費用の目安です。
建物の築年数や傷み具合、使用する資材によって幅があります。
設備、部位ごとの工事費用
天井や壁のクロス張り替えなど部分的なリフォームだと、数十万円ほどで工事可能です。
トイレや洗面所、キッチンなど水回りのリフォームもする場合は、500万円ほどでおさまることが多いでしょう。
新耐震基準以前の建物であれば耐震補強工事が必要となり、費用は100~200万円ほどが目安です。
空き家をリフォームやリノベーションするときの節税方法
空き家の耐震改修工事や省エネのリフォームでは、所得税の減税制度や固定資産税の減額措置が受けられますので、節税のためにも把握しておきましょう。
所得税の控除は自らが居住する住宅であることが原則ですが、以下の控除があります。
●5年以上のリフォームローンを利用した場合に適用される「ローン型減税」
●10年以上のリフォームローンを利用した場合に適用される「住宅ローン減税」
●自己投資のみや5年未満のローンを利用してリフォームした場合の「投資型減税」
固定資産税の減額措置は、耐震、省エネ、バリアフリー、長期優良住宅化リフォームがあり、要件を満たすと減額が受けられます。
まとめ
空き家をそのままにしておくと、地震の際に倒壊などの危険性が高くなります。
空き家をリフォームやリノベーションにより活用したいと考えている方は、減税制度もありますので一度検討してみてはいかがでしょうか?
株式会社ヒロリアルエステートはお客様のニーズに合わせてご対応いたします。
売買物件や収益物件に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓