一戸建てを新築するとき、ユニットハウスという選択肢があることをご存じでしょうか。
ここではユニットハウスとは何か、そしてユニットハウスのメリット・デメリットを解説します。
そもそもユニットハウスとは?プレハブとは違うの?
ユニットハウスとは、建物を工場で8~9割完成させ、それを現場に運んで設置する物件のことです。
プレハブハウスの一種ですが、部品を工場で作って現場で組み立てるものをプレハブハウス、建物を丸ごと工場で完成させるものをユニットハウスと呼び分けています。
両者の一番の違いは、現場での作業工程です。
プレハブハウスは現場で組み立てをおこなう、現場での作業日数が1週間ほどかかります。
一方、ユニットハウスは工場からトラックなどで運んだ建物を設置するだけなので、現場での作業は最短1日で終わります。
ユニットハウスを購入するメリットは?
ユニットハウスのメリットは、現場での作業が短期間で済むことだけではありません。
まず、プレハブハウス以上にローコストで建築できます。
ユニットハウスの建材は規格が決まっているため、一般的な建材よりも価格が安く、工場での工期も短く済み、コストを削減できるのです。
また、施工者の技術に左右される要素が少ないため、品質が安定しています。
さらに、工場で組み立てたあとにトラックなどで運ぶことを前提としているので、揺れに強い鉄骨ラーメン構造で作られています。
つまり、地震に強い家なのです。
一番大きなメリットは、増改築や移設・撤去が容易なことです。
家族構成の変化に合わせて部屋数や階数を変えられるほか、引っ越しの際は建物ごと移設できます。
そのため、一時的に使用する事務所や店舗、リモートワーク用の作業部屋などにも向いています。
ユニットハウスを購入するデメリットは?
もちろん、ユニットハウスにはデメリットもあります。
まず、ローコストとはいえ、木造と同程度のコストはかかります。
木造と同程度のコストで鉄骨造の耐震性を得られるため、一概にデメリットとは言い切れませんが、コスト面を最重視するのであればユニットハウスが最適解とはならないです。
また、土地によってはユニットハウスを設置できないことがあります。
道が狭くトラックなどが進入できない、電線が張られていて建物を持ち上げるクレーンが作業できないなど、とくに住宅密集地でこうした問題が起こりやすいです。
設置予定地について、条件を事前に確認する必要があります。
さらに、ユニットハウスは間取りやデザインの自由度がプレハブハウス以上に低くなります。
規格の決められたユニットを組み合わせて建築するため、高さや広さが一定で、素材やデザインも選択肢が限られてしまいます。
まとめ
ユニットハウスとは何か、そしてユニットハウスのメリット・デメリットについて解説しました。
ユニットハウスと他の工法のメリット・デメリットを比較して、ご自分に最適な工法を見つけてください。
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