JR明石駅を出て東へ15分くらい歩いたところにあるのが「月照寺」です。
荘厳な佇まいを目にすると、つい足が止まります。
月照寺のすぐ前にあるのが、日本標準時の大時計塔で知られる「明石市立天文科学館」です。
今回は、日本標準時子午線で知られる兵庫県明石市にある月照寺についてご紹介します。
兵庫県明石市にある「月照寺」の概要
明石市立天文科学館のうしろに控える月照寺は、緑の美しい木々に囲まれた銀色の甍(いらか)がまさに波のように印象的な曹洞宗のお寺です。
月照寺は、今から1200年以上も前の弘仁2年(西暦811)に弘法大師空海によって創建されました。
もともとは真言宗でしたが、天正2年(西暦1574)に曹洞宗に改宗され現在に至ります。
月照寺の隣には柿本神社がありますが、これは本来月照寺と一体であったものです。
それが明治4年(西暦1871)に「神仏分離令」によって分離されたことによって、「柿本神社」「月照寺」と並ぶことになりました。
人丸観音堂に安置される光明燈は、高さ3m、円周が2.6mもあり、すべての豆球が灯ると980個ある升目がきらびやかに光ります。
●所在地:兵庫県明石市人丸町1-29
●営業時間:終日
●定休日:なし
●アクセス方法:JR西日本山陽本線「明石駅」より徒歩15分
●駐車場:不明
兵庫県明石市にある「月照寺」の見どころ
月照寺の境内はすべてが見どころともいえ、じっくりと時間をかけて巡りたいところです。
表参道の右側にある「亀の水」は、枯れることのない霊泉として知られ、「万病に効く」といわれています。
「山門」は明石指定文化財であり、伏見城の薬医門と明石城の切手門の二役を果たしました。
明治元年に現在の場所に移設された、雄大な構えの風格ある門です。
山門の内庭にある洗心水の池では手や口を清めるだけでなく、水琴窟に響く水音に耳を澄ませましょう。
自然の妙音に、心が澄んで安らぐのが感じられます。
洗心水の池の傍らに凛として佇んでいるのが「人丸観音」です。
人丸観世音菩薩の立像は2m10㎝の高さがあり、柿本人麿の名にちなんで「人丸観音」と名付けられました。
「ふれ愛観音」は、視力の弱い人を助ける観音様として多くの人が願掛けに訪れています。
本堂は400坪以上と大変広く、桃山建築様式の遺構を伝えていましたが、阪神淡路大震災で全壊してしまいます。
震災から3年後には再建され、現在の本堂になりました。
本堂のなかはもちろん、菊の紋の屋根瓦も一見の価値があります。
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まとめ
整然として静粛な空気の漂う月照寺の門内は、ゆっくりと散策するだけで身内から癒されていくのが感じられるでしょう。
月照寺は「明石市立天文科学館」「柿本神社」とともに日本標準時子午線上にあり、いずれもおすすめの観光スポットです。
明石を訪れたら、一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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